----------------------------------------------------------------
Dragon Rider
From Threetoe's StoriesThreetoe (May 31, 2006)
http://www.bay12games.com/dwarves/story/tt_dragon_rider.html
----------------------------------------------------------------
黒竜Mirclothの背に乗って、Felcliffは山の要塞から飛び立った。
竜は彼にだけ聞こえる言葉を操った。その声は彼の精神に直接話しかけてきた。
その内容のほとんどは空腹について、そして
その時にはFelcliffをどう食うかということばかりだった。
初め彼はその声に大いに恐れたが、
彼の命令にMirclothが従い、敵の街を焼き尽くすことを何度も経験してからは
連れにもずいぶんと慣れていった。
----------------
配下のゴブリン軍団の上空を、黒竜とFelcliffが飛んでいく。
Domesphereの白城は目の前だった。
竜は降下し、巨大な火球を吐いて門を破壊した。
Felcliffは彼の軍勢が街に雪崩れ込むのを見て高らかに笑った。
----------------
何処かからの声が彼の精神に響いてきた。
体を動かして食欲が湧いてきた。声はそう言っていた。
もはやFelcliffの頭には勝利など何処かへ消えてしまった。
Mirclothが首を曲げ、背中に乗せたFelcliffの顔を見ていた。
----------------
黒竜とFelcliffが要塞に帰ってきた。
Felcliffは不気味な連れを要塞地下の棲家に残し、
無人の大ホールにある彼の玉座に座り込んだ。
闇の底から小さな声が、彼の精神に送り込まれてきた。
三日。
----------------
Dragon Rider 完
----------------------------------------------------------------
分析(Analysis)
魔法
・テレパシー:特殊なペットとの絆。魔法ということもある。
種族に基づく力、一方通行/双方向、自発的/強制など色々ある。
・クリーチャーは彼の主人(Owner)に魔法的な絆をもつが、
自由になった時に何をするか考えることもできる。
2013年1月13日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿