2015年2月8日

Boatmurdered (23)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 23: by Bremen

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StarkRavingMad の書き込み:

自分の期間中に過去の統治者がひとりかふたり死んじゃった。
もっとちゃんと記録しておくべきだったんだろうけど、ドワーフの血で地面がびちゃびちゃで、
どうにかして引き継ぎゲームを壊さないようにしようとパニックになってて、そんな余裕はなかったわ。

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Bremen の書き込み:

前任者のほとんどは死んでるねえ。
自分の番の最後に生き残りについてもうちょっと細かく書くつもり。

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Locus の書き込み:

まー少なくとも自分の墓で安らかに眠れる訳だし。魂的な意味で。
肉体的な意味では、象の死体の下にいるかもしれんけど。

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Bremen の書き込み:

棺桶が足りない。
指定の墓場も足りなくなってる。
大抵の前任者はゴミ捨て場で永遠の休息についておられます。

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秋のキャラバンが到着してそのまま象の群れに突っ込んでいった。



護衛が立ち向い、2頭も倒したが、結局傷だらけにされて、
ひとりを除いて要塞に逃げこんできた。



象たちは立ち止まり、待っている。
隊商がまた橋を渡って戻らないといけないことを知っているのか。
そして象は何も忘れないのか…。


最近の子供はませてるな。


どうやら混乱してた時期に、インプが溶鉱炉の区画に紛れ込み、
罠で八つ裂きにされていたようだ。


キャラバンが立ち去ろうとしたちょうどその時、
殺しがなくて退屈した象たちはどこかに歩いて行った。


キャラバンが去ってからしばらくして、移民がやってきた。
我々の損失分をうめあわせてくれるだろう(現在の人口は74人)。
移民の大半を軍隊に入れて、クロスボウ中心に再編成しておいた。
重装剣士ドワーフと、それに似た装備の衛兵ドワーフも数人いる。


マンドリルが現れて交易所に近づいてきた。
軍隊を招集したが皆寝ててまるで間に合わない。


Noooooooooooooooooooooo!

:<


しかしどうしたことか、マンドリル達が河を渡れずに立ち往生している。
仕返しタイムだ!


兵士が対岸からクロスボウを撃つ。


足にあたった!くたばれマンドリル!


ついに復讐は成れり。



一方その頃、要塞では神童が奇妙なアーティファクトを作っていた。


この子はカウンセリングを受けた方が良さそうだ。

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残るは冬。更新が長引いて申し訳ないが、明日には終わらせるつもり。

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(Part24につづく)

2015年2月6日

Boatmurdered (22)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 22: by Bremen

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前任者が残した図表とにらめっこした結果、要塞を封鎖する方法を見つけた。


レバーを引け!


レバーを引いたら予想通りの事態になっていた。
うんまあ、彼らも遅かれ早かれ死ぬから。

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生存者達を要塞に籠らせつつ、私は事態を整理していた。
木がないとバリスタ矢は作れないが、ブロンズのボルトならマグマ溶鉱炉でちょこちょこと作れる。頼むから外に取りに行かずに済んでくれと願いつつ、出来るだけ沢山のドワーフにクロスボウを装備するように命じた。
大半のドワーフは今こそダラダラする時だと考えているようだ。

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一方象たちは、殺すドワーフが来なくなったことで退屈したのか、闘犬をなぶり殺しにしていた。

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とにかく色んな金属で作ったボルトを突き刺すこと数ヶ月、ついに2頭の象は倒れ、出血で死に至った。
勝った!




私は跳ね橋を下ろすように命じ、数ヶ月ぶりにドワーフ達に新鮮な空気を吸わせてやった。

すぐ入り口に象よけの扉をつけるように命じたが、一月もしないうちにまた象の群れが来ていることに気付いた!


射手がひとり、河の渡しを守っているが、それで十分だとは思えない。
ところで、何でドアが設置されていないのか、それどころか装備やゴミも片付いていないのが不思議だったが、調べてみるとすぐに原因が分かった。


途方も無い数の動物と狭い通路が相まって、地獄のような渋滞を引き起こしている。
通路を広げ、動物を出来るだけ檻に入れるように命じた。

幸運にも象の群れは南に引き返し、要塞から居なくなった。
通路の交通が復活すると共に、命じておいたドアも作られた。
永久に象を防いでくれるだろう。

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(訳:ドワーフを打ち倒す象の姿が装飾されている)

夏の終わりの日、石工が自身の不満と罪の心を表現した、物議をかもしそうな芸術を作り上げた。
私は彼を敗北主義の罪で投獄することにした。


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StarkRavingMad の書き込み:

「今ここに、私の知る限りの歴史を刻んだアミュレットを作りあげた。
 見よ、数百のドワーフを殺戮する象だ。骨も軟骨も見えるぞ!
 裏側では、愛らしく彫られた蝶が要塞の扉につっかえて、開いたままにしている。
 そして更に、ドワーフを殺す象が彫ってある。」

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(Part23につづく)

2015年2月5日

Boatmurdered (21)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 21: by Bremen

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首都から簿記係が到着し、また人々が貨幣に群がりつつある。
寝室を賄えなくなった者も居るが、おかげで最近到着した移民の分の空き部屋が出来た。
象とゴブリンの対処をしていてそちらには手が回っていなかった。

今日、酒屋がやってきて、酒の備蓄が底をついていて、しかも材料も残っていないと言ってきた。
厄介なことになった。春の作付を指示するのを忘れていたようだ。統治って難しい。

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災厄だ!斥候が象の群れの接近を知らせてきた。


時間も檻も足りず、檻罠を2つしか補充できなかった。2頭捕まえたが、残りが抜けてくる。
一方、バリスタ手に命じられたドワーフ達は、ここぞとばかりに食って飲んで寝ている。




バリスタ手がようやく来たかと思うと、ありがたくない驚愕の光景を見せてくれた。
この超短距離ですらまっすぐ飛ばない。



やっと当たった!


バリスタは象を一撃で殺し、たっぷり20フィートはぶっとばしてみせた。

続く射撃がもう1頭を殺したが、ドワーフがふらふら歩いてきて象に殺されたのがきっかけでやばい事態になった。
資本蓄積の機会を伺っていたドワーフ達が一斉に死体の装備めざして走りだしたのだ。
前任者の話を思い出し、急いで入り口の扉に鍵をかけるよう命じた。

だが扉が閉まらない!破壊工作!象シンパ!裏切り者!売国奴!
そいつの名は…


…蝶の死骸?

信じられない偶然だが、ひらひら飛んできたこいつが扉に挟まって、閉じられなくしていたらしい。象が潰した死体と装備を前に、虫の死骸の掃除なんてどうでもいい仕事をしようという者はいなかったようだ。

一方、銃眼越しに財産を見つけたバリスタ手は即座に持ち場を離れ、大喜びで他の連中のあとに続き、象ぎっしりのトンネルに駆け込んでいった。
他のドワーフをバリスタ手にして、全ての矢を撃たせたが効果がなかった。
射手ドワーフもボルトを使い果たしたが、まだ2頭の象が残っている。

残る方法はひとつ…全軍を招集し、象に突撃させた!


新兵たち(食って飲んで寝てる奴を除く)が雄叫びを上げて突っ込んでいく!
ボートマーダードに栄光あれ!誰も彼らの勇気に文句をつけられない!

結果はまた別の問題だ。

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(Part22につづく)

2015年2月4日

Boatmurdered (20)

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Boatmurdered

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Part 20: by Bremen

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今朝、首都の近くの丘で象の足跡と、ぺちゃんこにされたドワーフの死体を見つけた。
まさか文句を言うこともなかろうと、彼のポケットを漁ってみた。

倉庫の裏で寝てる所を衛兵に叩き起こされる前から、今日はツイてる日だと知っていた。
彼は色々持っていただけでなく、どこぞの植民地の責任者に命じるという命令書を持っていた。
その名もボードマーダード。変な感覚の持ち主が名づけたのだろう。

向こうは彼の顔を知らないだろうから、俺は命令書(と金)を取り、書かれている道筋を辿ってみることにした。

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ようやく見つけられた。案内を辿っていった先は脱出トンネルのような奇妙な隠し通路だった。
誰が何で作ったのか不思議だったが、要塞の内側に入ったらすぐに分かった。
この場所はゴブリンと象の軍勢に包囲されていて、最後の統治者がトンネルを掘ったのだ。
そりゃそうだと思い脱出トンネルに戻ろうとしたら、途端にトンネルが崩れて通れなくなった。
俺はもうしばらくここに居なけりゃならんらしい。

ここは何もかもが混乱していて、ゴブリンと象のせいで誰も外に出られない。
ドワーフがどうしたら良いか聞いてくるので、ひとまず外の連中を撃てるように銃眼付きの壁を掘るように命令した。
だがゴブリンの中には弓を持った者がいると他のドワーフに言われると怖くなってきて、脱出トンネルが恋しくなってきた。
しかしドワーフの中には既に私を疑ぐるような目で見ている者もいるし、とにかく上手くいくから掘ってくれと言っておいた。


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今朝トンネルを掘っていたら、ドワーフの集団が駆け込んできた。
これはバレたかと思い、焦ってトンネルに隠れていたが、連中は私を捕まえて大ホールに引っ張りだした。
皆が声援を浴びせてきた。やめときゃよかった気がしてきた。



だが、どうもゴブリンが居なくなっていて、それではしゃいでいたらしい。
こうなる事を私が最初から知っていたと皆は考えていたようだが、連中は飽きたかどうかしたんだろう。
ともあれ、銃眼の壁はもうすぐ完成して、象にも対処出来るようになる。


軍隊とバリスタによって、象を何頭か殺し、残りを逃げ出させる事に成功した。
俺は今日を祝日と定めると宣言した。

要塞が安全になったので、俺はこの仕事がいくらになるのか周りに聞いてみた。
すると皆はよく分からんという顔をして、ここでは貨幣は使われておらず、皆が協力しているという話をしてくれた。
ゴブリンと象に囲まれた要塞に命を捧げるつもりなんてつもりはない。
金工に貨幣を鋳造するように命令し、首都には簿記を送るように要求しておいた。

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エルフのキャラバンが近づいてくるのが見えた。
要塞入り口には象とドワーフの死体がごろごろしてるけど気にならないんだろうか。


勝利を記念してこのブレスレットを作るように依頼した。
もちろんそんなことはしていない。
細工師のところに行ったら、彼が死んだ街と古代の神とあと何かについてブツブツ言っているのをたまたま見つけたのだ。
チーズがどこから出てきたのかさっぱり分からないが、聞かないでおこう。

それはそれとして、石のがらくたを売ってベリーと服を買った。
交易所がすっからかんで、売り物を全部運び込まねばならなかった。象のせいだ。


象が二度と脅威にならないよう、更に改造しておいた。
皆は俺を偏執症のように見ていたが、あいつら皆馬鹿なんじゃないか。
備えもせずにまた象が来たら、ひとり残らず踏み潰されるぞ!

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(Part21につづく)

2015年2月3日

Boatmurdered (19)

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Boatmurdered

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Part 19: by StarkRavingMad

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冬 1055年

外にマグマを送り出す秘密の試み、名づけて"滅びろ世界"計画を開始した。
象を殺そう。
全ての象を殺そう。


とはいえ終わらせる時間があるか分からない。
同時進行で"ボートマーダードから出してくれ"計画も始めた。
こちらの方は年が終わる前に完了出来そうだ。

ここの以前の統治者だったと自称する鉱夫に会った話はしたかな?
彼がここからコソコソと脱出した方法がようやくわかったので、
私も同じやり方で行くことにした。それも出来るだけ早く。

まず不幸な奴を一人捕まえて、彼は私であると言い含める。
十分なプラチナがあれば納得してくれるだろう。
そしたら、この象にぺちゃんこにされた地獄から抜けだす。
楽勝である。
姿形の似た者は既に見つけてあるので、あとは好機を待つばかりだ。



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象がいなくならない。
悪臭とマイアズマの詰まったトンネルが気に入ったらしい。
なので、未だに誰も外に出られない。
全ての木は外にあり、それはつまり、大工の木が不足しているということだ。
だが木を取りに行かせるために一度扉を開けば最後、馬鹿どもは象のトンネルに走りこみ、巨大な牙を持った怒れる巨体に挨拶をしに行くだろう。
前向きに考えるなら、ベッドは沢山あるし、その持ち主の大半は死んでるので、当分新しく作る必要はない。

ご存知だと思うが、最悪の事態というのがあって、それがもっと悪くなる事もありうる。


どうも。



本気か。ゴブリンの包囲まで恐れないといけないのか?
既に伝説持ちの象が4頭がかりで要塞を封鎖してるというのに?
あいつら象を殺してくれないかな。そしたらメダルをかけてやろう。

出来る中で最悪の事はドアを開けて、レミングの群れを象のトンネルに突っ込ませることだ。
さあかかってこい。


明らかに象はゴブリンに関心がなかった。あいつら親友だったのか。
「おや、君らもドワーフつぶしに来たので?お通り下さい!ごゆっくり!
 私達はここでドワーフの骨をしゃぶってるので、何かあったらどうぞ!」


ゴブリンはまったく混乱して、濠のそばで立ち往生している。
「おい、ドアに閉店て書かれてるぞ。くそ、ボブ、土曜の9時までやってるって言ってたよな?
 これからどうすんだ?とりあえず象に聞いてみようぜ。沢山殺したみたいだからな。」


ゴブリン達は、その辺に居た野良猫に適当に矢を放つと、トンネルに居ついてしまった。
そこに町を作るんだろう。そこでは象とゴブリンが一緒に暮らしていて、ドワーフへの憎悪だけで共存しているのだ。


滅びろ世界計画は頓挫してしまった。地下水を掘り当てて、外に繋がる水路を水で塞いでしまったのだ。
私の後に来るものは誰でもこの計画を引き継いで良い。別のトンネルを掘ってもいいし、象やゴブリンと正面衝突出来る軍隊を作るのでもいい。私にとっては過ぎたことだ。

さて、春が来て、そして街から抜け出すチャンスも来た。
不幸なあいつが私の名前を引き継ぐが、要塞を私ほどしっかり運営できずじきに別人だとバレるだろうが、その時には私は消え失せているという訳だ。
新しい名前、新しい要塞、新しい幸運。ここに留まる意味はない。
この日記を監督官の机に入れておく。これを見つける者の幸運を祈ろう。

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今のセーブデータは象とゴブリンの群れが罠を抜けて来てしまう状態なので、
次の担当者がLocusの所まで巻き戻しても驚かないことにする。道も橋もないけど。
問題は下のトンネルの檻罠を交換するための檻を作り忘れていた事だ。
檻罠が1つ2つ残っていても、一度に12頭もの象が走ってきたら、もうしょうがないと思いたい。
その後はドワーフが死者の物を取りに行く自殺ループにハマっていて、軍隊を送っても死者が増えるだけだった。
生産と備蓄を屋内に移したり、貴族区画を新設したり、良い事も幾つかやったつもりだが、今回はちょっとひどい回になってしまった。

だが要塞が完全に終わったというわけではない。正面のドアを閉じている限りは。
これを乗り越えるために強力な軍隊を作ることも出来るし、外に溶岩洪水を放つことも出来るし、人間のキャラバンとその護衛を生贄にすることも出来る。

象とゴブリンの問題を除けば、要塞はとても上手く行っている。
食料と寝床が豊富にあり、生産も十分だ。問題は外だ。

エラーメッセージが頻発しているが、これは外に行く必要のある事をしようとしたドワーフが経路を見つけられずにキャンセルしているためだ。

どうするにせよ、幸運あれ。

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(Part20につづく)

2015年2月2日

Boatmurdered (18)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 18: by StarkRavingMad

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この象はドワーフを沢山殺した結果、ラストネームどころか称号まで獲得していた。
しかし闘犬がついに彼を気絶させた。



更に16頭の象が彼を助けにやってきた。



妙なのが象たちが出ていこうとしていることで、通路を南に抜けて外に戻ろうとしているのだが、
そしてバカなドワーフが死者のパンツか何かを取りに行っては象を怒らせてまた通路に飛び込ませている。



また棺桶を作るように命令したほうが良さそうだ。


外に出るなと言っているのに、ドワーフは出て行って遺体を回収しようとする。
過激な方法を取る時だ。というわけで物を集めるのを全て禁止した。


しかしこのバカ共には関係ないらしい。
こいつらの死は避けられない宿命なのだろう。


もっとひどい方法が必要だ。
入り口にドアを2つ作ってロックした。誰も出さず、入れない。
ボートマーダードは追って通知があるまで閉鎖とする。

一時的な方法だが、ひとまずこれで象の問題は止まった。
オモチャが出てこなくなって、飽きてどこか行ってくれると良いが。
この失敗で20人くらいのドワーフを失った。


もちろん傷口に塩を塗りこむべく、河から蛇男が17体も出てきた。
だが、犬が2匹と猫1匹しか被害は出なかった。


象はマイアズマで窒息しとけ。

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一方その頃、服職人が史上最高のシャツを作り上げていた。


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(Part19につづく)