2012年8月11日
DF Tips: 8. Burrowを使う
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DF Tips: 8. Burrowを使う
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1.Burrowとは何か
Burrowはプレイヤーが任意に設定できる空間区切りを表す。
そして任意のドワーフをそこに封じることが出来る。
Burrowに封じられたドワーフはその内部の設備のみを使うようになる。
ただし兵役中は制約を受けない。食事のために出ていくこともある。
Q.何の役に立つの?
A.敵襲時にドワーフを要塞に避難させたり、特定の場所にドワーフを呼んだり出来ます。
また軍事メニューでは特定のBurrow(つまり領域)を警備させる命令が出せます。
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2.Burrowの作成
試しに新しいBurrowを作ってみる。
(1) [w]Define Burrows でBurrow設定を開く
右側に既存のBurrowの一覧が出てくる。
操作一覧
[a]:新しいBurrowの追加
[d]:選択中のBurrowの削除
[Enter]:選択中のBurrowの編集
[+][-][*][/]:一覧内の移動
[c]:選択中のBurrowに封じるドワーフを設定
[z]:Burrowの中心にカメラを移動
[ESC]:戻る
(2)Burrowを追加
[a]Add New Burrowでいきなり新しいBurrowが作られる。
次はこれの名前と領域を決める。
(3)設定に入る
[+][-]で新しいBurrowを選んでから[Enter]
(作成直後は新しいBurrowにフォーカスしているかも)
ここではBurrowの3つの要素を設定出来る。
a.名前
b.シンボルと色
c.領域
次はこれを順番に設定していく。
(4)名前を決める
[n]Name Burrow で名前入力。今回は「EVAC」にした。
名前を入れたら[Enter]Doneで戻る
(5)シンボルの決定
ここは正直ややこしいので飛ばしてもいい。
ポイントはセレクタが「記号」「文字色」「背景色」の3つに別れていて、
それぞれを選ぶ仕組みになっていること。
例として赤文字のゼロにした。
[c]:セレクタ間の移動
[+][-][*][/]:セレクタ内の移動
(6)領域を決める
[r]でペン・消しゴムモードを切り替えられる。
キーボードかマウスドラッグで領域を描くとシンボルが点灯する。
(7)Burrowの完成
[ESC]で戻る。これでBurrowの完成となる。
次はBurrowにドワーフを割り当ててみよう。
これは簡単なので安心して欲しい。
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3.Burrowにドワーフを割り当てる
(1)Burrow一覧から割当表を開く
[+][-][*][/]で任意のBurrowを選択して[c]Add Citizenで名簿を出す。
(2)割り当てるドワーフを選ぶ
また[+][-][*][/]で選んで、[Enter]で設定する。
割り当てられたドワーフは名前が緑になる。
これで割り当ては終わり。このドワーフはBurrow内で過ごすようになる。
Burrowの基本はここまで。
なおBurrowを利用すると緊急時にドワーフを要塞内に引き戻す事ができる。
この先では、ちょっとややこしい話になるが、その方法について書いてある。
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4.BurrowとAlertを利用した緊急避難
ミリタリーの設定で、Alertと非戦闘員が避難するBurrowとを繋ぐことができる。
(1)Alertの作成
[m]Military -> [a]Alerts でアラートメニューへ
[c]で新アラートを作り、[N]で適当な名前をつける
今回はEVACにした。
(2)Alertの設定
EVACからテンキーで右端のBURROWS列に移動し、
"EVAC"を選択して[ENTER]。右に緑の"A"がつく。
これで「AlertがEVACの時、非戦闘員はBurrow"EVAC"に移動」という繋がりが出来る。
次は実際のAlertの使い方について。
(3)Alertの利用
これは簡単。左端のALERTS列から選んで[ENTER]を押すだけ。
EVACを選んで[ENTER]を押すと、右に"CIV"マークが移る。
このマークが「いま非戦闘員はこのAlert」ということを表している。
画面には他にも色々書かれているが、他は気にしなくていい。
非戦闘員に関しては右端と左端の列だけでOK。
これで、Alert"EVAC"の設定によって、
非戦闘員は全員Burrow"EVAC"へと移動する。
Burrowの領域を要塞内のシェルターにしておけば、
緊急時にAlert一発でドワーフを避難させられるのでたいへん便利。
逆にうっかり平常時にやってしまわないように注意。
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おわり
ラベル:
DF Tips,
Dwarf Fortress
2012年8月8日
Hammertime
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Hammertime
原文:https://poobar.wordpress.com/2008/01/23/hammertime/
筆者:名称不明
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貴族の作成命令に従わなかったドワーフにふさわしい処置とは何だろう?
数日の投獄だろうか?あるいは数度の笞打ちだろうか?
先に言っておくと、その貴族はクリアガラスの細工を要求していた。
そしてそのマップにはどこにも砂がなかった。
砂なし=ガラスなし。つまりこれは不可能な命令である。
保安官はこれを考慮に入れるべきだと思うだろう?
ハンマラー(訳注:処罰の執行官)は、
責任はガラスを作る技能を持っている唯一のドワーフ(移民だ)にあるとして、
罰として彼の足を”潰す”ことにした。
”折る”ではない。”潰す”だ。彼は二度と歩けないだろう。
ついでに自慰も出来ない。両手首も折られたので。
ハンマラーは今こう考えている。
「彼はドワーフの正義を執行するために生きている。」
「彼は最近、最高の気分だ。」
「彼は最近、ハンマーで誰かをぶっ叩いた。」
(追記)
ハンマーでぶっ叩かれた”サンドバッグ”は気絶して牢の床に倒れていた。
その後、他のドワーフが友人の死のショックで癇癪を起こし、
同じ部隊にいたクロスボウ兵をぶん殴った罪で牢に入ってきた。
このドワーフは牢に繋がれたストレスでまた癇癪を起こし、
まだ気絶したままのサンドバッグの顔をぶん殴った。
それを見た兵士が彼を取り押さえ、乱闘の罪で両者をまた叩いた。
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Hammertime 完
ラベル:
DF Stories,
Dwarf Fortress,
Hammertime
2012年8月7日
War.
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War.
原文:https://poobar.wordpress.com/2007/07/09/war/
筆者:名称不明
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人口200人を越え、要塞は好調そのものだった。
多くのエリートを含め20人のクロスボウ兵と沢山の剣兵からなる軍隊を持ち、
工業生産も非常に盛んで、ドワーフたちは繁栄を謳歌していた。
そして題名の示す通り、戦いの時が始まった。
最初の戦いは私から引き起こしたものだった。
深淵のデーモン達(10体以上の強力な怪物)との戦いに備え、多くの通路と跳ね橋を作り、
さらに要塞化した射撃部屋をマグマ流の横に建設した。
クロスボウ部隊を配置した後、市民をChasmの向こうに避難させ、跳ね橋を上げて区画を封鎖した。
そして1人の鉱夫を深淵への(カミカゼ)掘削へ送り出した。
その後の戦いで鉱夫が1人、火球を食らったクロスボウ兵が3人、
橋から押し出されマグマに転落した剣兵が1人犠牲になった。
デーモンとの戦いにしては悪くない損害率だった。
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密閉されていた区画が開放され、転がる手足や血の掃除にドワーフ達が散らばっていった、
その5分後、要塞の外にブロンズコロッサスが現れた。
それに対し私は部隊をひとつ向かわせた。
ブロンズコロッサスを相手にするのは初めてで、よく分かっていなかったのだ。
体の部品が盛大に吹き散らされた部隊員が半数に達した時、
手足を飛ばされつつも生き残っていた兵士が要塞へ逃げ出した。
死の青銅巨人を引き連れて。
頭の回る兵士たちは既に要塞の外に飛び出し、他の市民を避難させていた。
最終スコアはドワーフ軍1キル、ブロンズコロッサス12キル。
(とにかくタフで、戦闘は5分近く続いた)
クロスボウ兵の生き残りは6人、そのうち3人は手足を失って戦えなくなった。
残る3人はエリートクロスボウ兵で、激しい戦いによって相当に鍛えられていた。
その中のひとり、3人の仲間を失った兵士のプロフィールには
”彼は悲劇に慣れつつある”と書かれていた。これこそ最も悲しいことかもしれない。
私は軍隊の損害補充として農夫を10人ほど徴用し、訓練を始めた。
元の力を取り戻すには長い時間がかかるだろうと思いつつ。
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その2分後。埋葬も済まない内にゴブリンの軍団が現れた。
ゴブリンが3部隊、トロルの群れが3つ。やむをえず要塞に撤退することにした。
進軍してくる敵に投石機がマシンガンのように撃ちまくる。
攻城兵器オペレーターの訓練にかかる長い長い時間が報いられたのだ。
石の雨がゴブリンの部隊をひとつ潰したものの、最後にはゲートを破られてしまった。
列をなして設置された罠が侵入した敵を潰していく。
まずケージトラップが10体を捕らえ、更にウェポントラップが敵を切り刻む。
それでも抜けた先の内堀では、大量の新入りクロスボウ兵が兵舎からボルトを浴びせかける。
残った20体かそこらが逃げ始めたとき、
私はゲートを開いき、兵士と闘犬を追撃に向かわせた。
マーシャルトランスに突入した兵士達によって敵は完全に抹殺された。
最終的な損害は負傷で走れなかった兵士が2人、漁師2人、木こり2人、
下級貴族が数人、外で捕まったハンター1人、そして追撃に当たった兵士が2人だった。
敵はエルフの貿易交渉の代表を殺していった。これは後の災害の種になるかもしれない。
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大掃除が始まった。
住民総出となり、死体の山を棺桶とゴミ捨て場に運んでいく。
石工が徹夜で棺桶を作っている。
放棄されていた畑では、農夫が越冬に必要な食料を必死で収穫している。
兵士たちが忙しなく要塞を走り回り、癇癪を起こしたドワーフを取り押さえている。
その中には家族と友人の全てを失った者もいる。
作られる彫刻の全てが死の場面をかたどっている。
ドワーフを殺すゴブリン、ドワーフを殺すドワーフ、傷ついて泣き叫ぶドワーフを嘲るトロル。
最高齢かつ最強のエリートクロスボウ兵は、
いまでは倒した怪物にちなんで”Colosso”と呼ばれている。
私は彼のステータスを調べてみた。
”もはや彼は何にも心を動かされない”
あまりにも多くの惨劇を見てしまったのかもしれない。
この要塞は立ち直れるだろうか?
それは時間だけが知っていることだろう。
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War. 完
ラベル:
DF Stories,
Dwarf Fortress,
War
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