2015年2月4日

Boatmurdered (20)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 20: by Bremen

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今朝、首都の近くの丘で象の足跡と、ぺちゃんこにされたドワーフの死体を見つけた。
まさか文句を言うこともなかろうと、彼のポケットを漁ってみた。

倉庫の裏で寝てる所を衛兵に叩き起こされる前から、今日はツイてる日だと知っていた。
彼は色々持っていただけでなく、どこぞの植民地の責任者に命じるという命令書を持っていた。
その名もボードマーダード。変な感覚の持ち主が名づけたのだろう。

向こうは彼の顔を知らないだろうから、俺は命令書(と金)を取り、書かれている道筋を辿ってみることにした。

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ようやく見つけられた。案内を辿っていった先は脱出トンネルのような奇妙な隠し通路だった。
誰が何で作ったのか不思議だったが、要塞の内側に入ったらすぐに分かった。
この場所はゴブリンと象の軍勢に包囲されていて、最後の統治者がトンネルを掘ったのだ。
そりゃそうだと思い脱出トンネルに戻ろうとしたら、途端にトンネルが崩れて通れなくなった。
俺はもうしばらくここに居なけりゃならんらしい。

ここは何もかもが混乱していて、ゴブリンと象のせいで誰も外に出られない。
ドワーフがどうしたら良いか聞いてくるので、ひとまず外の連中を撃てるように銃眼付きの壁を掘るように命令した。
だがゴブリンの中には弓を持った者がいると他のドワーフに言われると怖くなってきて、脱出トンネルが恋しくなってきた。
しかしドワーフの中には既に私を疑ぐるような目で見ている者もいるし、とにかく上手くいくから掘ってくれと言っておいた。


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今朝トンネルを掘っていたら、ドワーフの集団が駆け込んできた。
これはバレたかと思い、焦ってトンネルに隠れていたが、連中は私を捕まえて大ホールに引っ張りだした。
皆が声援を浴びせてきた。やめときゃよかった気がしてきた。



だが、どうもゴブリンが居なくなっていて、それではしゃいでいたらしい。
こうなる事を私が最初から知っていたと皆は考えていたようだが、連中は飽きたかどうかしたんだろう。
ともあれ、銃眼の壁はもうすぐ完成して、象にも対処出来るようになる。


軍隊とバリスタによって、象を何頭か殺し、残りを逃げ出させる事に成功した。
俺は今日を祝日と定めると宣言した。

要塞が安全になったので、俺はこの仕事がいくらになるのか周りに聞いてみた。
すると皆はよく分からんという顔をして、ここでは貨幣は使われておらず、皆が協力しているという話をしてくれた。
ゴブリンと象に囲まれた要塞に命を捧げるつもりなんてつもりはない。
金工に貨幣を鋳造するように命令し、首都には簿記を送るように要求しておいた。

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エルフのキャラバンが近づいてくるのが見えた。
要塞入り口には象とドワーフの死体がごろごろしてるけど気にならないんだろうか。


勝利を記念してこのブレスレットを作るように依頼した。
もちろんそんなことはしていない。
細工師のところに行ったら、彼が死んだ街と古代の神とあと何かについてブツブツ言っているのをたまたま見つけたのだ。
チーズがどこから出てきたのかさっぱり分からないが、聞かないでおこう。

それはそれとして、石のがらくたを売ってベリーと服を買った。
交易所がすっからかんで、売り物を全部運び込まねばならなかった。象のせいだ。


象が二度と脅威にならないよう、更に改造しておいた。
皆は俺を偏執症のように見ていたが、あいつら皆馬鹿なんじゃないか。
備えもせずにまた象が来たら、ひとり残らず踏み潰されるぞ!

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(Part21につづく)

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