2015年1月21日

Boatmurdered (9)

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Boatmurdered

http://lparchive.org/Dwarf-Fortress-Boatmurdered/

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Part 9: by Locus

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Hematiteの月 1日 1054年 初夏


(何だかよく分からないが)調理済みの食料の備蓄が沢山あると聞かされてから、
私はマグマ鉄工所の建設に集中している。

マグマ溶鉱炉を増設し、青銅の地金を作るように指示した。

トーシド・ファイアヤーベイがムードにより引きこもりとなり、
しかも彼がガラス職人だったことでかなり手間取った。
おそらく、健康で技能ある鉱夫が居ないために、ガラスを溶かすマグマ炉を設置する場所がまだ確保できていない事が彼のムードの原因だろう。
炉の場所を掘るまで孔雀石の掘削は中止にした。

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それはそれとして、マグマ溶鉱炉近くのホールの不安定さが心配になっている。


前任者は天然の石を掘り残して柱にする代わりに、まるごと掘り抜いたあとで石の柱を設置しているが、それがなんとも心もとない。
水門の向こう側に小さなマグマ受けがあり、それはおそらく緊急時の人工崩落システムの一部なのだろう。
しかし怒ったドワーフが柱の一本でも壊した日には大惨事になるんじゃないだろうか。

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腕の悪い技師を掘削作業に移していたら、また河があふれた。


今回は運悪くアバン・リシディノッドが河の流れに引きこまれた。
だが農夫の娘と飼い猫は、私が作っておいた安全橋に掴まって事なきを得た。

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このところ、コボルトの泥棒が要塞に入ってくる。
どういう訳か檻罠に引っかからないのだ。
3匹のうち2匹は犬とガードに殺され、最後の1匹は子猫に追い払われた。

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また侵入者。檻罠は機能しているようで、マンドリルの群れを追い払った。
もうどれだけ動物を捕まえて調教したことやら。
何人か動物を引き取るものも居るが、戦疵のある象には誰も手を出さない。

要塞のそこら中で野良と化した動物が走り回っていて鬱陶しい。
だが誰も去勢の仕方を知らないし、やりたがらない。
多分将来問題になるだろうが、必要もないのに殺したいとも思わない。

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鉄材でガラスの工房とマグマ溶鉱炉を作った。製鉄が加速するだろう。
引きこもっていたガラス職人のドワーフがガラス炉を占領したが、不幸にも彼は材料を見つけられなかった。
多分亀の甲羅だろうと当たりをつけ、漁師に釣った端から捌いていくように命令しておいた。
とはいえ要塞に甲羅がひとつも無いというのはちょっと信じがたいし、
もしかすると何かのガラス素材が欲しいのかもしれない。

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失敗に終わった。彼は発狂した。
絶望の表情のまま何事か呟きながら、広間をふらふらと歩きまわっている。
不幸中の幸いか、彼は悪魔と奇妙な像に非常な関心を持っていたらしい。
メモ:彼は要塞入口の跳ね橋の下で溺死した。

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以前から檻を管理してきたが、満杯になりつつある。
また罠師からの空檻の要求も増している。
要塞内の野良象は全て檻に入れられ、調教師がそれを躾けている。マンドリルも同様。
マンドリルを鎖に繋いで畑などの守りに使いたい。
犬のように闘マンドリルには出来ないが、侵入者を攻撃してくれるだろうし、
敵の指揮を弱める心理防衛としては役立つだろう。

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どうも事故で2頭の野良象を檻から逃してしまったらしく、辺りの作業を邪魔しまくっている。
労働者は野生かどうか関係なく動物に邪魔されるらしい。私もだ。
とりあえず罠不足への苦情はなくなったが、この状況をどう解決したものか分からない。
いよいよ投石機の出番か?
動物の住んでいるあたりは随分密度が高いが、投石機の部品を組んでみて様子をみてみよう。

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仕事・荷置き区画について。こんな野外に設置した前任者には苦情を申し上げねばなるまい。
樽と工房がめちゃくちゃに散らばっていて。象が来たり何かあるとすぐに動かなくなる。

前に書いた野良の(調教済みのはずの)象がペットの闘犬を踏み倒した。
やったのは多分、イクドルトゥド"レインドストークド"という名前の、戦疵のある大きな母象。
攻城兵器の工房が彼女に邪魔されずに済む距離にあることを願っているが、正直ここはごちゃごちゃすぎて、工房がどこにあるのかも分からない。

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どっちの象が戦いを始めたのかは知らないが、イクドルトゥドの息子が闘犬セロル・ゼノムを踏みつぶした。
セロルはまだ生きてはいるが、時間の問題だろう。"兜割り"という意味の名前がひどくぴったりで、彼は頭を踏み割られ、気絶しながらふらふら歩いている。
これをやった象がこの殺しの悪名を得る前に…してやりたい。どっちの象がとかは関係がない。
この象を調教した奴は笞打ちの刑にすべきだ。

イクトルトゥドがセロルに止めを刺した一方、誰か(たぶん闘犬)が子象を仕留めたという知らせを受けた。入り口付近をうろうろしていたらしい。
そうしている内に、新たにもう1頭の野良象を見つけた。おそらく調教師の檻から逃げて歩き回っていたのだろう。
そいつはイクトルトゥドほど辺りを邪魔せず、じきにイクトルトゥドの入っていた檻に連れて行かれた。

ドワーフの血を飲んだ象は名前を得る、そして名前を得た獣は調教出来ないという理論を得た。
もう一回言うが、笞打ちの刑にすべきだ。

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市長がレッドスピネルの禁輸を解いた。何で始めたのかは相変わらず謎だが。
またすぐにもっと変な命令を出すだろう。


イクトルトゥドの東に投石機を建てるよう指示したが誰も手を付けない。
部品置き場が象に近すぎて近寄れないか、皆信じられんほどものぐさか。

夏が終わる。いくつかの目標は達成したが、まだまだやることがある。

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(Part10につづく)

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